福音を中心とした生活:日本

生き方を変える力を持つ福音をあなたの日々の生活に結び付ける

クリスチャンに福音を伝える | ノンクリスチャンを弟子訓練する (Also available in English)

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By Dr.Joseph Kim.  For English version click HERE. 

discipleship

クリスチャンはしばしば、福音伝道と弟子訓練を別々の分野のものと考えています。このことについての普通の理解は、福音伝道はノンクリスチャンに福音を伝える事であり、弟子訓練はクリスチャンを信仰において成長させることであるということです。この2つの考えは共に正しいのですが、私は、これは完全な理解ではないと確信しています。

Ⅰコリント3:6にこう書かれています。「私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。」使徒パウロはクリスチャンの回心を、人間が努力して種をまき、水をやることに例えています。しかし、霊的な成長をもたらすことが出来るのは神のみなのです。クリスチャンの回心において、中心となるのは、未信者でもなく、福音伝道者でもなく、神ご自身なのです。福音伝道者は福音の種をまき、水をやるかもしれませんが、霊的な成長という領域は、神のみに属するのです。

パウロは具体的に農業における言葉を用いています。植物の成長は普通、短い期間では知覚できません。最初の段階では、種が芽を出すのを見ることはできません。それと同じように霊的な成長も普通は、短い期間では簡単には見ることができません。クリスチャンの霊的な成長も、植物の成長と同じく、出来事と、その過程によって成り立っています。

二つのモデル

クリスチャンの回心に関わる、いくつかの段階を、考えてみましょう。普通の見方においては、福音伝道は3で終わり、弟子訓練は4で始まります。

モデルA

  1. 最初の福音との出会い
    1. 関心を持つ
    2. 信仰を持つ
    3. 信仰告白
    4. 成長した信徒となる

福音伝道と、弟子訓練には明らかな違いがありますが、私は、そこには重なり合う部分もあると信じています。というのは、ノンクリスチャンを弟子訓練することができる、言いかえると、弟子訓練を通しての福音伝道があるということです。言葉の上のことだけでなく、もし、ノンクリスチャンが、伝道されると同時に信仰にいたる弟子訓練を受けることができるとすると、福音伝道と弟子訓練のすべての方法が違ったものとなってきます。

ここで、弟子訓練の過程が、ステージ4ではなく、ステージ2で始まったらどうなるかを考えてみましょう。

モデルB

  1. 最初の福音との出会い
    1. 関心を持つ
    2. 信仰を持つ
    3. 信仰告白
    4. 成長した信徒となる

ある人が、神の存在を信じるようになったのに、イエス・キリストが神の御子だとよくわかっていないと仮定しましょう。あるいは、ある人が、新約聖書を信じているのに、旧約聖書はよくわかってないと仮定しましょう。その人はまだクリスチャンではないかもしれませんが、神はその人の心と魂とをキリストへと向かわせています。

弟子訓練の定義

弟子訓練とは、正確にいうとどういうことでしょうか?一つの定義は、クリスチャンとしてより成長している人の助けによって、もっとイエス・キリストに似たものとなっていく過程である、ということです。使徒パウロは、このことについて、Ⅰコリント11:1「私がキリストを見ならっているように、あなたがたも私を見ならってください。」で、このことについて言っています。この定義によれば、ノンクリスチャンも、クリスチャンとなるように導かれているならば、弟子訓練を受けることができるということです。[1]この時、弟子訓練を施す人は、キリスト教信仰の真理を教えることと、また、自分のクリスチャンとしての歩みによって、イエス・キリストの生活の手本となることとができます。この方法では、弟子訓練の過程はステージ2から始めることができます。

ここで、一つの例を見てください。ルカ19章の中で、ザアカイはどの時点で伝道されたでしょうか?正確にはいつ、ザアカイはキリストに対する信仰告白をしたでしょうか?彼が関心を持って(イエスを見るために木に登った)から、悔い改める(財産の半分を貧しい人たちに施し、また、彼がだまし取った物は4倍にして返す)まで、何か月か、あるいは何年間かかかったと仮定しましょう。彼が悔い改めの行動をする前でさえ、私たちは彼の生活に信仰の種が芽を出しているのを見ることができます。

・ザアカイは本当にイエスを見たいと思いました。

・ザアカイはイエスを見るために木に登りました。

・ザアカイは、共に過ごそうというイエスの申し出に喜んで答えました。

これらすべての行動はザアカイの悔い改めの前に起こっています。私たちが回心の出来事に焦点をあてるとき、未信者の間に神がもたらしている、(時としてとても遅い)信仰の成長の過程を、見過ごしやすいのです。

他の例を考えてみましょう。All Nations Fellowship(AFN)は、MTW JapanのChrist Bible Institute(CBI)によってたてられた、英語と日本語のバイリンガルの教会です。ANFには、いつも出席して、礼拝に参加し、献金をし、バイブルスタディーに参加し、他のノンクリスチャンの友達を連れてきて、そのうえボランティアとしての働きまでしている何人かの日本人のノンクリスチャンがいました。これらのノンクリスチャンのほとんどは、まだクリスチャンとなる決心をしていませんでした。これらの、霊的に成長しつつあるノンクリスチャンを、福音を聞いたこともなく、霊的に成長していない、他の日本のノンクリスチャンと一緒にするのは間違っていると思われます。

この、ノンクリスチャンを弟子訓練することを考えるべきだというアイデアは、神学的な主張ではなく、実際的なものです。ひとたび弟子訓練をする者が、ノンクリスチャンを弟子訓練することが可能だと確信したならば、福音に関心のあるノンクリスチャンを、クリスチャン・ライフに導き入れるために、別の方法をもって臨むことになります。このことは、福音を聞いたことのない人や、福音に関心のない人に、回心の出来事をもたらすよう伝道することをないがしろにすることではなく、むしろ、福音伝道を、ノンクリスチャンを弟子訓練することを含むように、広くとらえることです。言い換えると、これは、ノンクリスチャンの中に、私たちが福音の種をまき、水をやることができるよう、肥沃な土壌をととのえることです。しかしもちろん、神のみが霊的な成長をもたらすことができることを、わきまえてのことです。

霊的な成長へと向かって

弟子訓練は、全人格にかかわることです。弟子訓練を施す人は、弟子がクリスチャンであってもノンクリスチャンであっても、神がその弟子に与えた長所や賜物を指摘するとともに、弟子の弱点や罪を認識することができます。成長する過程にあるクリスチャンを成長した者へと弟子訓練する場合と同じように、弟子訓練を施す人は、成長しつつある弟子のノンクリスチャンと共に歩み、彼にイエス・キリストを指し示すことができます。これは、バイブルスタディーをし、共に食事をし、共に祈り、スモールグループで集まり、家族と共に集まり、共に本を読み、共にスポーツを楽しむことなどによって、行うことができます。弟子訓練を施す人は、いつも、神の恵みだけが信仰をもたらすことができることを指摘することに熱心でなければなりません。もちろん、福音は伝えられなければなりませんが、それは様々な方法で伝えることができます。

この過程が進んでいくにつれて、私たちは、成長しつつあるクリスチャンに対するのと同じように、ノンクリスチャンが信仰において成長していく段階を祝うことができるのです。神が人を信仰へと導くとき、その人のすべての歩みは、イエス・キリストを神の御子とより深く認めることにいたる歩みなのです。

最後に、弟子訓練をする人は、自分自身の成長と闘いを認めることができます。キリスト教信仰を否定したり、福音を聞いたりしたことがない者とは違って、この特別なタイプのノンクリスチャンは、弟子訓練を施す人と、十分に接触することになります。このノンクリスチャンは、神の罪の力に打ち勝つ恵みを含めて、弟子訓練を施す人の生活にもたらされる神の恵みの力をみることができます。この、弟子訓練をとおしての福音伝道というやり方を用いることによって、ノンクリスチャンは、どのように、神の家族という新しい家族に加わったらよいかを教えられることができます。

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[1]このことは、人がすぐに救われて、1から3へと短い期間で進むことがあるということを意味するわけではありません。私が主張したいのは、弟子訓練を受ける人が, キリスト教の教義のすべてに深くかかわる前に、弟子訓練をおこなうことができるということです。この記事は、2009年にthe Church Planting Institute of Japanによって行われた以下の講義の要約です。

タイトル:”Preaching the Gospel to Christians and Discipling the non-Christian” (クリスチャンに福音を伝えることおよびノンクリスチャンを弟子訓練すること)

Joseph Kim は日本の大阪の最初のMTWチームのリーダーとして仕えた人です。彼は Genesis international College(これは、新しい、MTW Genesis Osakaチームによって開設されることになっている、新しい英語のキリスト教大学)の校長です。Genesis Collegeについてもっとよく知りたい方は、www.genesiscollege.jp にアクセスしてください。

 

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Author: Outside The Camp

God's passion for His global glory is our passion for the gospel in Japan.

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